むぎもちこのこそだてクエスト

こそだてのクエスト。

子供が生まれたら、分からないこと、難しいことが多すぎて・・・ ググったり、人に聞いたり、自分なりに色々試したり・・・ ゲームをクリアしていく感覚でやってます。 まさに毎日こそだてクエスト。 裏ワザやアイテムを見つけたら載せます。

 

産後の肛門科レポ

産後の肛門科レポ

赤ちゃんレベル 0ヶ月

 

誰も教えてくれなかった。
出産は陣痛が大変とか会陰切開が痛いとかそういう心配ばっかりしてて、まさか痔になるとは思いもしてなかった。
いきむ時に痔になる人が多いらしい。
これから出産する人は、いろんな心配もあると思うけど、痔にならないように助産師さんにおしりの穴を押さえてもらえないか事前に相談しといた方がいいと思う(⊃-^)
それでもなっちゃうかもしれないけど…
何も知らずになるよりは、できる限り手は尽くしたと思える方がよくない?笑
そんな私の産後の肛門科レポ。

産後入院中、巡回して看護婦さんがおまたの状態とか見てくれるんだけど、その度に「わ〜!こりゃおっきな痔だね〜痛そうだ〜(>_<)」とか言われるから、その度に[自分の痔は大変な状態なんだ…]と落ち込み…
これから退院したら新生児のお世話、[こんな痛いおしりを抱えて大丈夫なのかな?]
不安になり、相部屋の病室で消灯後もスマホで肛門の治療や近くの専門医についてググる
調べたら「出産時になりやすいは裂肛(切れ痔)と痔核(いぼ痔)、ひどい場合は切り取る手術も…」
[はぁ…マジかよ…お母さんが家にいてくれる1ヶ月のうちになんとか治療を終えねば!!]
そこからは実際に産後に痔の手術した人のレポを読みあさり、出産終えた女はもう怖いものナシだな、と手術する腹をくくった。

翌日、巡回の看護師さんに痔の手術をする決意をしたことを告げると、「ダメよそんななんでも外科的治療に頼ったら〜出てきてる痔も押して戻してあげたり、お灸とかでも良くなるんだよ〜」と言われた。

[お前に何が分かる…自然派志向め…こんなデカイ痔、触るのも痛いのに毎回入れてられるか!椅子にも座れないし寝るのも横向きなのに何のんきなことを…]心の中で看護師をディスり、もう世間話で痔の話はやめようと思った。頭の中はそればかりなのだけど。

退院の前々日、会陰切開の抜糸をする時に、医者に痔のことを聞いてみた。
私「これはどのぐらいで治りますか?」
医「1ヶ月ぐらいかな〜?でも治っても、膨らんでしまった皮膚はもう戻らないかも。」
私「手術で切るとか?」
医「そこまでしなくていいと思うけど…薬出しときます。」
内心、[ほんとに1ヶ月で治るのかな?大体この先生産婦人科ばっかやってて肛門科じゃないし!退院後その人の痔がどうなったかまで知らないよね?とにかく早く専門医に診てもらいたい!!]と思いつつ、ボラザGという非ステロイドの薬をもらった。

産婦人科を退院したその日に、近所にあった肛門科の専門医へ。
ドーナツクッション敷きながら車を運転して。母は強し。笑
肛門科で調べたら、結構内科とかまとめてみてる開業医とかあるけど、おしりのことはおしりの専門の人に診てもらった方がいいと思う。経験値も高いし絶対その方がいいと思う。
病院に着いたら、終了時間間際だったからか、数人だけが待合室に。おじいさんとか、おじさんとか。みんな痔かな?おしり痛くて座れないから立って待つ。
すぐ呼ばれて、診てもらう。もう産後のボロボロの身体、羞恥心もなにもない。先生も見慣れてるだろうし。診察は、器具とかおしりに入れられたけど、全然痛くなかった。痔の説明みたいな紙をくれて説明してくれた。
医「痔核っていって、いきんだ時に血栓みたいのが出てきてしまう症状ですね。薬出すので2週間後に来てください。」
私「手術とかしなくても治るんですか?」
医「大丈夫でしょう。皮膚は残るかもしれないですがこれぐらい老化でなる人もいるので」
拍子抜けした。産院の先生の言った通りだった!疑ったことを少し申し訳なく思った。
授乳中でも大丈夫なように飲み薬はナシで、塗り薬ポステリザンだけもらった。消炎作用があるから産院でもらった薬より早く治るらしい。

我が家にはウォシュレットがないので、排便後にはお風呂のシャワーで洗ってから薬を塗ってたら、見かねた旦那氏が携帯ウォシュレット買ってくれた。
さすが世界のTOTO

ちなみに買ってもらったのはこれ!寒い季節だったから助かった。単三電池1個で動くし、外出先でも使えそう。水圧も強弱2パターン選べる!

 

うんちの時は強烈な痛みと戦いながら、泣きながら、なるべくピルクルとヨーグルトを摂取して便秘にならないように…本当にこんな大きな痔がなくなるのか、半信半疑で薬を塗り続けて2週間、だいぶマシになり、また肛門科へ。

ちょうどその日はクリスマスイブ。なにが嬉しくてこんな日に肛門科にいるのだ…と複雑な気持ちで待合室で待つ。まだ完全には座れないから体重を片方に倒して半ケツ状態で座りながら…

先生に診てもらって、さらに2週間分の薬をもらう。薬がなくなる頃に痛くなかったらもう来なくて大丈夫ですって。

半信半疑でまた2週間、薬を塗ってるうちに痛みもなくなり、痔の大きさもだいぶ小さくなり、そーっと座れるような状態に。

それでも伸びてしまった皮膚のビローンってのは1センチぐらい残った。
これもググったら、手術で切れるみたいだけど、肛門って伸び縮みするデリケートな組織でできてるみたいだから、切ってもまた再発することもあるらしい。そしてこれは保険きかなくて自費になるらしい。
手術しない場合は、皮膚のひだに汚れがたまらないように排便後はちゃんとウォシュレットしなきゃいけないって。
お金かけて痛みも我慢して再発するんだったらな〜と思いとどまり、一生ウォシュレットが必要なこのおしりと付き合う覚悟を決めた。

はぁ…出産の代償って大きいな…と落ち込みつつ、可愛い赤ちゃんに癒されて気を紛らす。
育児と痔、いろんなことが一斉に始まるレベル0ヶ月だった。